2025/12/06 22:31
ねえ、こんなふうに、どこかに、同じように、暗闇の中を、不安を抱えながら、座り込んでしまいそうになりながら、それでも、盲目のままでもいいからって、歩き続けている誰かがいるよ。 それがどれだけ心強いことか。わかるか? わたし、やっぱり、ここがいいよ。自分が信じるもののために、そのまま、このまま、最期、暗闇のままで終わることになったとしても、それでもいいから、それがいい、それがいいの。 あらゆるものを手に入れられなくて、世界すら呪いそうになったわたしたちが、それでも、人間でいられるようにって、そういう祈りを、あちこちで見たから、わたしまだ、暗闇を選びとれるような気がする。 たとえ目の前に絶望しかなかったとしても、その先に、目には見えない希望を想像することが出来るのが、人間であるってことなのではないかしら。その想像を助けるのが、知性と、感動の記憶なのではないかしら。そうして、表現たちは、その、目に見えない希望を想像することの一助になると、わたしは信じ続けたいと思います。